2015年の最初に買ったワインはENOTECA(エノテカ)さんの福袋。その中の1本に「ARPA CHIANTI(アルパ・キャンティ)」という名前を見つけました。
この「ARPA(アルパ)」には楽器の「ハープ」という意味があるのです♪
●アルパ・キャンティは…!
「アルパ・キャンティ」は、イタリア・トスカーナで作られているワイン。サルヴァトーレ・フェラガモ・ファミリーが手掛けているというワインです。
「アルパは、何世紀にもわたってトスカーナのテロワールを表現してきた、熟練された技術によって造られる素晴らしいワインのシンフォニーなのです。」
この「アルパ・キャンティ」は私的にはちょっと高い印象(お家で普段飲んでいるのは1000円以内のワインが多いもので…^^; )ですが、美味しくて美味しくてあっという間にあけてしまいました(笑)。
アルパ・キャンティは「ミディアム・ボディ」。もともと私は辛口の「フル・ボディ」タイプが好きなのですが、この「アルパ・キャンティ」はなかなか深い感じがしました。
ハープの優雅な音色のようなタンニンが心地よく、後味は、樽の木の香りやアロマの香りを楽しませてくれるワインです。
購入したい方はこちらからどうぞ
アルパ・キャンティ2012 2,200円+税(2,376円)
●ハープと言えば…
せっかく「アルパ」という名前なので、少し「ハープ」のことにも触れてみようと思います。
ハープは、音色ももちろん、弾く姿そのものを見ても、とても優雅なイメージの楽器です。
とはいえ、実際にハープを弾くとなると、実は結構重労働なのだそうですよ。たいていロングドレスの女性がハープを弾いている印象ですが、そのドレスの下では、7本ものペダル操作をしているのです。しかも踏み方にも段階があって、その足技たるものや、華麗な姿とは遥か遠い世界のようです。
せめて足が7本あれば…「ああ、タコになりたい! タコになれば1本遊べるのに…」ってハープ奏者が思っているかどうかはわかりませんが…^^; 考えただけでも恐ろしい状況のようです。
ちなみに弦は47本(フルコンサートタイプ)のタイプが、オーケストラなどのコンサートでよく見られるハープです。
そんなハープのオススメCDを挙げるとすれば…
フルート協奏曲第1番、第2番、フルートとハープのための協奏曲 パユ、ラングラメ、アバド&ベルリン・フィル
iTunesで聴きたい方はこちら(違う演奏者ですが)
Mozart: Flute Concertos, Nos. 1 & 2 – Katarina Andreasson, Patrick Gallois & Swedish Chamber Orchestra
●ワインと言えば…
もうちょっとお付き合いいただけるなら…「ワイン」からクラシック音楽をみていくと…
ずばり! 「ワイン」という名の曲があります♪
アルバン・ベルク作曲/管弦楽伴奏付歌曲「ワイン」
ボードレールの詩が使用されており、歌詞の出だしが
♪ Des weines geist begann im fass zu singen
♪ ワインの精が樽の中でこう歌い始めた
と、始まるのです。ワインの精はいったいどう歌い始めたのでしょうね…?
しかしながら…この曲、ワインを飲みながらゆったりと聴ける曲ではありません^^; ちょっと不気味なオーケストラの前奏から始まり、歌が現れても不協和音の響きが続いていきます。
実は、上記の後に続く歌詞もしんどい感じなんですよね…。
「梅丘歌曲会館」さんというサイトでは、ご自身でも訳された素晴らしい歌詞を掲載されていらっしゃるので、詳しく知りたい方は、そちらへどうぞ。( ↑ サイト名にリンクしています。)
ということで、怖いもの見たさで聴いてみたい方はこちらのCDあたり、いかがでしょうか? オッターの美しい声でも…やっぱり不気味な音楽は不気味と思いますが…^^;
ベルク(1885-1935)/Fruhe Lieder Der Wein Orchesterstucke: Von Otter(Ms) Abbado / Vpo 1,788円
ベルク/3つの小品、「ワイン」、初期の7つの歌
ソプラノ:アンネ・ソフィー・フォン・オッター
指揮:アバド/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[92、93]
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