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「花子とアン」のBGMにラフマニノフのピアノ協奏曲が…!

NHK連続テレビ小説「花子とアン」で(セルゲイ・)ラフマニノフ(1873―1943)のピアノ協奏曲第2番の第1楽章冒頭がBGMとして流れてきてびっくり(笑)! だって、どうしてこの場面でこの曲なの? って最初は全然わからなかったんですよ。2回目に流れてきた時に「なるほどね」ってニヤリとしちゃいました。

●こんなシーンで使われていました!

使用されたのは、6月17日(火)放送でのことです。
吉高由里子さん演じる「はな」がカフェで、宇田川満代(山田真歩さん)に執筆を頼むシーンの中。
宇田川「あなた、逢びきしたことある?」という台詞。

そして2回目は、はなが村岡氏から歓迎会をやり直そうと言われているシーンで、出版社の人がぼそっと「逢びきか…」って発したのでした。

これね、多分…ですけれど…。

昔のイギリスの恋愛映画の「逢びき」(1945年)の中で使用されている音楽が終始ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番なんですよ。ああ、なんて安易なのかしら…ってラフマニノフ・ファンとしては頭を抱えたものの、超ウケてしまいました。

●「逢びき」のBGMは誰が演奏したもの?

以前別のブログ記事でこの曲が出来た背景的なことは、書いたので(真央ちゃんの演技を見てラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を改めて聴きたくなりました♪)、興味がある方はこちらでご覧ください。

このコンチェルト(協奏曲)の2番って、本当にたくさんのピアニストが演奏していて、録音もたっくさん出ているのですが、「逢びき」に使われたのは、

指揮:ミューア・マシソン(Muir Mathieson)/
ワシントン・ナショナル交響楽団
(The National Symphony Orchestra)
ピアノ:アイリーン・ジョイス(Eileen Joyce)

のもの。

Rachmaninoff,_1910s冒頭のテンポが速めにとられていて、ただの甘くて切ない音楽がラフマニノフの全てではないという魅力が伝わってくる演奏にまず惹き付けられます。

それでいて、情感たっぷりに溢れる表現が随所に鏤められていて、私的にはすごく好きなタイプの演奏です♪

ピアニストのアイリーン・ジョイスは、日本ではあまりその名前を聞かないピアニストですが、すごい才能の持ち主だったようですね。現在上記の演奏者でのCDは残念ながら手に入らないようですが、「逢びき」の映画のバックに流れる音楽を聴いているだけでも、彼女の凄さは伝わってくると思います。DVDで「逢いびき」を観ることが出来るので演奏が気になる方はチェックですね♪

「本編+~関係者のインタビューを交えた約25分のドキュメンタリー」がついているというもの。HMVで購入できます♪

 Movie/逢びき- コレクターズ エディション

もし、「逢びき」の映画のBGMを意識して「花子とアン」に使われたのであれば、上記の音源だったら、素敵だなぁ…と思うのですが、それは定かではありません。

〈参考までに…〉

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、ドラマや映画のBGMにたまに使われています。

  • ドラマ「のだめカンタービレ」
  • 映画「7年目の浮気」
  • 映画「プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング」ほか

追記!(2014年9月17日)

ついに「花子とアン」の中で使われていたクラシック音楽が1つのアルバムになって登場しました! 別記事に曲目などあげていますので、興味のある方はこちらからどうぞ

「花子とアン」で使用されたクラシック音楽のアルバム

銀座のカフェーで聴きましょう~カフェードミンゴのBGM(連続テレビ小説「花子とアン」より)

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