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芸術の拡がり〜日比谷花壇のトップデザイナーたちによるインスピレーション

大変ご無沙汰してしまいました。みなさまお元気でいらっしゃいますか〜??
本日は絵と音楽とそして…!
今さらながら知ったこと…。それは画家「マルク・シャガール」という人、オペラやバレエの背景などにもずいぶん携わっていたということで、ラフマニノフのオペラ「アレコ」(!!!)や、ストラヴィンスキーの「春の祭典」や、そしてなんとモーツァルトの「魔笛」に至っては相当な数の絵を残されていたそうで、驚きました。
今ちょうど開催されているシャガール―ロシア・アヴァンギャルドとの出会い~交錯する夢と前衛~では、この「魔笛」の舞台背景幕や衣装などの下絵約50点が一堂に展示されているそうな。ここまで揃ったのは日本で初めてなのだそうですよ。これは行ってみたいです!

「魔笛」ってどんなオペラ?

もしかするとクラシック初心者の方には「魔笛」と言ってもどんなオペラなの??? の世界かもしれませんので、一応簡単に説明させていただくと…。(といっても私もオペラはそんなに詳しくないので、かなりいい加減でごめんなさいっっっという感じなんですけれど。)

モーツァルトのオペラってほとんどその台本は支離滅裂なアホらしい(失礼っっ)お話が多いのです。

なかでもこの「魔笛」に関しては、
途中で善者と悪者が入れ替わってしまったり、真剣にあらすじを追っていこうとすると頭が混乱しちゃいそうな物語(笑)。

それもそのはず、台本はプロによって書かれたものではなくて、演者たちがあちらこちらと分担して適当に繋げたお話なのだそうで。

そんないい加減なお話でもモーツァルトが曲をつけてしまうとそれなりの芸術作品になるところがこれまた凄いなって思うところで(笑)♪

あらすじはといいますと、SFチックといいましょうか…。お伽話的とでもいいましょうか…。

捕われの身となってしまった王女を助けたら、嫁にくれてやるぞ! という王様からのご伝達で、とある王子が救出に向かい、その途中、無理難題の超難所を突破していくというお話し。登場するキャラクターたちも、「ゲゲゲ」に出てくる妖怪なみの素敵さ(笑)。けれど、その登場人物たちの聴かせどころとなる「アリア」は、やっぱり「凄いぞ!」というオペラなんです。特に悪者の「夜の女王」が歌うアリアは最高! 超高音のFと呼ばれている音をどんな風に歌手が歌うのか…と私なんぞは、ワクワクして聴いちゃう感じです♪ とはいえ、結局なんだかよくわからない間に「めでたし、めでたし」で幕を閉じていく…。(こんないい加減な伝え方で良いのか?>自分)

ゲテモノチックなオペラなので、演出家たちも腕をふるいたくなるらしく、いろいろな視点からの全く違ったアプローチの方法があり、「魔笛」と言っても、一度見たからといって、「知っているよ!」なんて言えないような演目なんですよね。

もう少し「魔笛」のことがわかってくると、「フリーメイスン」の影響を…とかそんな話も出てきたりして、私も昔はものすごく興味を持って本を何冊か読んだけれど…。今日のところは、そんなことはあまり関係ないので^^ 先に進みましょう。

シャガールの絵からのインスピレーションで

なかでも注目されているのが、本邦初公開となる「モーツァルト「魔笛」フィナーレのための背景幕 第Ⅱ幕第30場」。そんなシャガールの背景を見て、今度はその絵からインスピレーションを受けちゃった人がいたりするんですね?。

日比谷花壇さんのデザイナーズプリザーブドアレンジメント「魔笛」という作品。
花材=プリザーブドフラワー(ローズ、カーネーション、ライスフラワー、アジサイ、カスミソウ、カスピア)、ドライフラワー(ルリタマアザミ、サンキライ、スターフラワー)、資材=木製フレーム、フェザー、カピス、ワイヤーボール、重さ=1300g、大きさ=高さ:約 22cm、幅:約 31cm
シニアデザイナーの石井千花さんがデザインされたアレンジメントです。
(元になった絵とアレンジメントの画像も掲載したかったのですが、絵はまだ著作権が生きているっぽい比較的新しい年数の物、日比谷花壇さんのページでの掲載が終了してしまったため、お見せできなくなってしまいました。すみません。)
「魔笛」マニアさんが見たらどう思われるでしょう? 私はマニアではないので(笑)、めでたし、めでたし! の感じがなかなか表現されているような気がします♪

そしてなんといってもやっぱり「品があっておしゃれ」ですよね☆ こういうのお家に飾ってみたいです。一気に風格がアップしそう^^ 王子と姫、パパゲーノとパパゲーナなどはあれかな…なんて想像を膨らませて見入ってしまいました♪
「魔笛」ではありませんが、その他にもシャガールからイメージしたというフラワー・アレンジメントの作品が他にも並んでいましたよ♪

60年以上経っている絵なのでアップしちゃいますね。

ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2010 ,CHAGALL Collection Centre Pompidou, Dist. RMN / Philippe Migeat
マルク・シャガール《彼女を巡って》1945年


この絵からインスピレーションを得た作品も並んでいました。

 青い薔薇がとても神秘的な、プリザーブドならではの色使いの作品です♪

日比谷花壇のデザイナーさんたちは、こういうアレンジメントもされるのですね。お値段はそれなりにはりますが、プリザーブド・フラワーで作成されているのでこれらは2、3年は色もキープされて、半永久的にお花ももってくれるみたいです♪

上記商品は販売を終了いたしましたが、日比谷花壇で、オーダーすることもできます。素晴らしいデザイナーさんたちが揃っており、常に旬のお花やアイディアもいっぱい!なにかの機会があれば、ぜひ!

コメント

  1. お~美しいブリザードのアレンジメントですね!
    私はオペラを見に行ったことはありません^^;
    断片的なものは見たことありますが・・・
    一度、ちゃんと見たいですね!!

  2. きこじじ より:

    絵とお花が並んでいると、よくわかります。彼女を巡って・・・のアレンジメント、素敵ですね。

  3. うさ より:

    >フレンドリー2010さん
    美しいですよね〜☆ プリザーブドは、生花よりも色の幅も広いし、長持ちするっていうのがやっぱり嬉しいですよね^^ 
    フレンドリー2010さんがオペラ未体験とはちょっと意外ですね。字幕とかもしっかり出るので、意外と面白いですよ〜☆ 学生時代はよく行ったのですが、最近はとんとご無沙汰しているけれど…。モーツァルトだとやっぱり「魔笛」が好きかな。あんまり人前で大きな声では言えないのですが、私、プッチーニも結構好きだったりします(笑)。

  4. うさ より:

    >きこじじさん
    そうなんですよね。絵とお花が並んでいると伝えたいことがああ、そうなのかなぁってよりわかりやすく伝わってくる感じなんですよね。記事中のは商品ページに飛んでしまうので、絵までわからないと気付いておらず、失礼いたしました♪ http://www.hibiyakadan.com/chagall/ ここからだと「魔笛」も見られますので、よろしければどうぞ♪
    「彼女を巡って」も本当にため息が出ちゃうくらい素敵ですよね^^

  5. ぴんくま より:

    中学の音楽の先生に、いっぱい歌わされました♪
    今でも日本語の歌詞がスラスラ出てきますv

  6. うさ より:

    >ぴんくまさん
    え〜〜〜〜っっっっ!! すごいですね〜〜♪
    魔笛を中学の時??? 音楽の先生は声楽科出身の先生だったのでしょうね。だけど中学の頃に教わったことって結構覚えているんですよね。私もその頃学校で歌った合唱とかほとんど覚えていますよ〜♪

  7. moz より:

    以外や以外・・・、マーク・シャガールは魔笛のオペラの演出にもかかわっていたんですね。すごいなぁ~。シャガールのかかわった魔笛、見てみたいです。
    お花たちも、イメージよくつかんでますよね。
    でもでも、ストーリーはちゃめちゃで、まるでMozart そのものみたいですけれど、魔笛の音楽は、もう、本当に最高です。
    神様がMozart という人格を借りて、この世にあの素敵な楽曲を降臨してくれたかのようです。
    今日は久しぶりに夜の女王のアリアを聴こうかな ^^

  8. うさ より:

    >mozさん
    シャガールが舞台演出に関わっていたと知ったのが、実は日比谷花壇さんのアレンジメントを見てということからだったんですよ〜。え? シャガールってそういうのやっていたの? って調べてみたらかなりいろいろなオペラに関わっていた人だったそうなので、ちょっとハマりそうになりました。
    >でもでも、ストーリーはちゃめちゃで、まるでMozart そのものみたいですけれど、魔笛の音楽は、もう、本当に最高です。
    ホントに!! その通りですよね〜☆ Mozartの音楽ってまさに「天上からの神の声」みたいに聞こえてくる時が時々あったり、むしょうに今日はモーツァルトの音楽を聴きたい気分〜〜!! みたいになる日があったり。凄い人だと思います。今は研究が随分進んできていてモーツァルトの病気のこととか少しずつわかってきましたよね。だから人よりも神がかり的な能力があるのでは…ということも解明されていかないかな…と楽しみにしているのですが、生きているうちには無理でしょうかね(笑)。

  9. sig より:

    こんにちは。
    シャガール展、終わりましたね。私は2002年に日本初の回顧展として都美術館で行われた際に行きました。やはり後期の作品にシャガールの面目が良く現れているように感じました。
    先日WOWOWで「シャネル&ストラヴィンスキー」を観ました。すてきでしたよ。建物のデザインや室内の調度、服装も自動車も、20世紀初頭の風物が大好きなんです。この映画ではあえて親しまれている彼の作品は使われなかったようですが・・・。

  10. うさ より:

    >sigさん
    シャガール展、結局私も行けずじまいでした…。行きたかったなぁ…と。やはり人間は後期になるほど、その人のカラーがにじみ出てくるのでしょうか。芸術家の作品って若い頃の作品も個性が表れますが、それがどんな風に変化していくのか…という面白さもありますよね。その年齢じゃなければ表現出来ないことって確かにあるのだと思います。
    「シャネル&ストラヴィンスキー」ご覧になったんですね^^ 単行本も出ていますよ♪ この映画では特にシャネルの描写は、実際にシャネルが使っていたものなど特別な許可がとれてたくさん使用されているのだそうです。ストラヴィンスキーのハルサイはやっぱり代表的な作品だと思うし、そこに苦悩が存在していたとはちょっと知らない事実でもありました。
    http://usausa-classic.blog.so-net.ne.jp/2009-12-03