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7月10日はオルフのお誕生日だから「カルミナ・ブラーナ」でも聴いてみる?

今日はじとじと指数が高いですね。。。
明日から、このじとじとを脱出して北海道に行ってきま〜す! 今回は父のお見舞いがメインで月曜日には帰ってくるから、あまりあちこち回ることは出来ないと思いますが。

そんなわけで3日程レスをつけることが出来ない状態になると思います。携帯で読む程度のチェックはしたいと思っておりますが、お返事が遅くなったり、訪問出来なかったりするのでご了解くださいませ☆

まだ旅行の準備を何一つしていないのっっっ。今日は普通に出社だし。今晩はちゃんと眠りにつくことが出来るのかしら〜っっっ。

さて、今日7月10日はドイツの作曲家でもあり、教育者でもあったカール・オルフ(Carl Orff=1895年7月10日〜1982年3月29日)という人のお誕生日。
こうして改めて生きていた年代を書き出してみると、自分とも重なる部分も多く、最近の作曲家だなぁと今更ながらに実感します。クラシック音楽といっても「現代音楽」に分類される人なのかな。

オルフと言えば、世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」という曲が真っ先に思い浮かびます(というか、これしか知らないかも)。
タイトルだけ聞くと「とっつきにくそう」なんて思うかもしれないけれど、合唱とオーケストラで織りなされる曲で、映画やゲームのBGMでも多く使われているから、きっと聴けば「ああ、この曲〜!」ってわかると思います。
初めてこの曲を聴いたのは、大学生の頃。同じ学生たちの合唱発表会みたいなもので、「カルミナ・ブラーナ」から抜粋した2、3曲を聴きました。もう○十年も前のことだけれど、ものすごい衝撃を受けて鳥肌がたったことだけはしっかり覚えています。

もともとは、中世の詩歌集を題材として、作曲されました。全曲通して聴くと、本当は1時間くらいの大曲なのですが、中でも「おお、運命の女神よ」の部分が一番有名な旋律だと思います。

とても不安な和音から始まるけれど、最後の最後に導かれていく部分は、ほんの一瞬ですが希望的要素が含まれているように思えます。それは、おそらく彼自身が教育者だったこともあり、しっかり人と向き合ってきた中で作られた音楽だからなのではないのかしら…。

この曲に関してもう一つ書くと、ナチスとの絡みがあります。
初演された頃はナチスが幅をきかせていた頃で、この曲をナチス党員がとても気に入り、宣伝を支援したことから、オルフもナチス党員と思われてしまったこともあったようです。実際は違ったということですが。だからユダヤ系の指揮者等は、オルフを毛嫌いして絶対に振らないという人もいるみたいですね。音楽に政治的なことは関与しないと割り切って録音を残しているカラヤン、オーマンディ、メータという巨匠クラス級の指揮者たちも、もちろんおります。

作曲家や演奏家たちって、政治的な要素や時代背景とか、演奏や作品に強く影響してくることって多いんですよね。だから、それらを調べた上で改めてその曲(演奏)を聴いてみると、別の世界が見えてきたりすることもあるんです。これはクラシック音楽を聴く上での醍醐味の一つかもしれません。

後記=私は大学時代に教育音楽を勉強していたので、コダーイ(ゾルタン=1882〜1967)や、(エミール・ジャック=)ダルクローズ(1865〜1960)などという人たちの教育法にとても興味を覚えました。そしてもう一人…それがカール・オルフでした。でも、もうかなり昔の出来事で、今ではほとんどオルフについては覚えていませんが…こうしてブログにアップしようと、いろいろ引っ張り出してみると、また改めて興味がむくむくと涌いてきちゃいました。

コメント

  1. 御心 より:

    カルミナ・ブラーナ、どんな曲だったかな~と
    思い聞かせて頂きました。一度は聞いた事の
    ある曲でした♪迫力ありますよね~。
    時代背景とか基に曲を聴くのも楽しいですね^^
    北海道気をつけて行ってきてくださいm(_ _)m

  2. sig より:

    こんにちは。
    北海道、お天気はいかがですか。
    さっぱりとした涼風が吹いていることでしょうね。うらやましいな。
    「カルミナ・ブラーナ」、大好きな曲なんですよ。割と新しい作曲家だったんですね。解説がとても分かりやすくてためになります。
    この曲は昔のイタリアの無声映画「カビリア」に付けられていて、魔宮のような場所でいけにえとしてささげられようとするカビリアのシーンとピッタリだったんですよ。もう、すごい興奮でした。終盤で歌い上げるところは圧倒されますね。

  3. うさ より:

    >御心さん
    あ、嬉しいです♪ また来てくださったんですね☆
    やっぱり聴いたことありましたか。嘘を書いていなくて良かったです(笑)。時代背景を知ることも楽しいですし、全部を通して聴いてみると、抜粋されたこの曲はこんな役割なんだ〜なんて思えたり。クラシック音楽って知れば知る程、ハマっていって、より知りたくなっていくような気がします。

  4. うさ より:

    >sigさん
    まだ「じとじと中」ですぅ〜(笑)。脱出は明日なので。
    sigさんのお好きな曲だったんですね! 
    無声映画で使われたんですか? 無声映画って、字幕が出たりするんですか? 特に映画って使われる曲によって興奮度がどんどんヒートしちゃうことってありますよね!!

  5. chicory より:

    こんにちはー。
    北海道、きっと湿度も低くて快適なんでしょうね。うらやましいです。
    お父さんも早くよくなりますように!
    カルミナ・ブラーナは、私の好きなフィギュア・スケートもよく使われますが、ナチスとのからみもちょっとあったんですねー。あまりに有名な曲ですが、作曲者のことはよく知らなかったので勉強になりました!
    面白かったです!

  6. mau-mauu より:

    今日の札幌の最高気温は20.9℃。
    北風5mで半袖だと寒いくらいでした。
    明日はもうちょっと暖かいかな?
    気をつけていらして下さい^^
    脱!じとじと\(^O^)/

  7. うさ より:

    >chicoryさん
    そうそう! フィギュア・スケートでもたまに使われますよね! 最近は使われた曲がクラシック音楽業界でヒットするみたいな風潮もあらわれているようです。前シーズンの浅田真央ちゃんの使用したハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」なんて、今までほとんど売れ筋じゃなかったのに、かなりもうけたCD会社さんがいたそうな。。。でも、演技が良かったりすると、曲も素敵に感じて私もフィギュアを見て結構聴くようになった曲もありしますよ〜(笑)。

  8. うさ より:

    >mau-mauuさん
    そちらは今日少し涼しげだったのですね。
    母親にも寒さ対策をしてくるようにと連絡がありました^^
    じとじとから早く解放されたいよ〜☆
    だけど、また戻った時がちょっと怖いかもしれないわ…。社会復帰できるかしら…(汗)。

  9. きこじじ より:

    蒸し暑くて、べとべとでしたね。
    北海道、お気をつけて行ってらっしゃいませ。
    カルミナブラーナ、けっこう好きです。
    ナチスとの絡みの話は、初めて知りました。
    カールオルフの曲は、子供用の教材にもたまに出てますね。
    今日がお誕生日っていうのも、知りませんでした。
    ちょっと利口になりました。ありがとうございます(^^)

  10. より:

    気をつけて!
    いってらっしゃいませ~♪

  11. La_vbl_kok より:

    北海道の夏は湿度がなくサラッとしていますよね☆
    出来る事なら帰りたい~w
    お気をつけて^^

  12. gyaro より:

    映像のラストの切り替えがカッコイイ!
    しびれました^^
    どっちかと言うと三国志ファンだったのですが、
    政宗も好きです(笑)

  13. うさ より:

    みなさま
    コメントありがとうございます~♪
    帰ってきたらレスしますね~!
    今、空港に向かう電車内から携帯でアクセスしています。
    それでは、行ってきま~す!

  14. Operaghost より:

    MIXIの方に貴重なコメントありがとうございました。ちょっと言い訳を書いておきましたので読んでください。北海道にもう着いてますよね。良い休日をお過ごしください。

  15. ぴんくま より:

    いつも、知らない世界が覗けて楽しいですv
    ひとつ前の記事も、ワクワクが伝染してきました♪
    うささん、お姉さんでしょうか?
    わたし、ひのとひつじなのですが。
    コミックお読みになるなら、
    「ピアノの森」
    、読んでみていただきたい今日この頃ですv

  16. ikuko より:

    カール・オルフの名前を見ても分からなかったけど、
    曲を聞いて、「あっ!!知ってる!!」って思いました。
    7月10日が誕生日なんですねー。
    私の好きなバンドのボーカルの子も同じ誕生日で、
    しかも、昨日、ライブがあったので行ってきました〜♪

  17. die_katze より:

    北海道は今の季節、涼しそうでいいですね!
    おいしいラーメンを食べて、のんびり楽しんできて下さい。
    お父様の具合も、早く良くなりますように。
    「カルミナ・ブラーナ」は、力強い迫力のある曲なので、一度聞いたら忘れられなくなります。
    今も頭の中で曲が繰り返し流れてますヨー。
    オルフという名前以外、曲の背景などはあまり知らなかったので、こちらでまたいろいろと勉強させてもらいました。
    ありがとうございます。

  18. うさ より:

    >きこじじさん
    北海道も暑かったけれど、こちらに戻ってきたら、さらに暑い上に湿気が多くてベトベトでした〜。社会復帰が辛いです(笑)。
    オルフは、教育者としてもいろいろな教材を出しているはずなので、何か日本の教材の中にも載っているかもしれませんね♪ もしかして…見かけたんですね? 
    >明さん
    ただいま〜♪
    無事、昨晩遅くに帰宅しました〜☆
    ありがとうございま〜す☆
    > La_vbl_kok さん
    ホントに北海道の夏はサラサラでした☆
    そういえば、 La_vbl_kok さんも北海道のご出身なんですよね!! 久々の里帰り。特に夏はやっぱりいいですね♪ 時間もゆっくりと流れているような気がしました。


    >gyaroさん
    映像系から入りましたか!! アニメファン? ゲームファン?
    私はどちらもちょっと疎いのですが、この映像はなかなか素敵☆と思って採用してみました(笑)。
    >Operaghostさん
    mixiコメント読みました〜。言い訳というより、意図があってのことなら、問題なしだと思います♪
    師匠さんとも同じ意見ということはちょっと嬉しかったかも(笑)。
    >ぴんくまさん
    あ、「ピアノの森」友人から借りたままで、まだ実はページをめくっていなかったりします(大汗)。映画の予告程度は見たりして、ちょっと興味を持っているのですが、ゆっくりとコミックを読んでいる時間を作らなければね(笑)。ひとつ前の記事も読んでくださって、ありがとうございます☆ こんな風に書いていただけると嬉しいものですね♪
    >Ikukoさん
    あ、曲を聴いてわかりましたか!! 良かった〜(笑)。
    Ikukoさんの好きなバンドのボーカルの子ってどなたかしら? 同じお誕生日。これも何かの縁かもしれませんね。その子もオルフのように音楽的な才能豊かな子かもしれませんね!
    >die_katzeさん
    風はとても涼しくて爽やかな北海道でした。が、ちょっと気温が高かったから暑かったけれど…(笑)。
    残念ながら、今回はラーメンをいただき損ねてしまいました。最後の最後に空港で食べたかったんだけれど…。夫サンが違うものに目がいってしまって(笑)。暑かったというのもあるんですけれどね。そのかわり、最近富良野あたりで「カレー」が美味しいという評判だったので「カレーうどん」を食してまいりました(笑)。
    >「カルミナ・ブラーナ」は、力強い迫力のある曲なので、一度聞いたら忘れられなくなります。
    麻薬のような曲だと言われていますからね〜。しばらく頭の中にこびりついてしまうかもしれませんので、お気をつけくださいませ(笑)。