PR

事業仕分けとクラシック音楽

いろいろ波紋を呼んでいる「事業仕分け」。あちらこちらの無駄なうみを出す上では良いたたき台となっていると感じます。
ただ、100%これらの方針が正しいかというと、そうではないですよね。これは蓮舫さんもおっしゃられておりました。これを機会に反省点なども含め国民から意見をいただき、更に良い方向へと位置づけたいと。
この「事業仕分け」実はクラシック音楽業界も大わらわ状態になっているようでして。まずは、下記、記事と、You Tubeにて、世界的な名指揮者・小澤征爾さんと、民主党の幹事長・小沢一郎氏の「Wおざわ」対談を見てください☆
“財団法人の一部オーケストラについて、省庁OBの天下りで人件費がかさんでいる現状を説明。「財団法人の無駄を削らず、貧乏な民間オーケストラにしわ寄せがいくのは無理がある」と見直しを求めた。”

(毎日jp 12/10付より)

http://mainichi.jp/enta/art/news/20091210ddm005010058000c.html

実際にどこのオーケストラもとても継続していくのが大変だという話はあちらこちらから聞いております。必要な経費、不必要な経費、これを明確にすれば、「見直しを求める」のは有りだと私は思います。
そして、そんなことを考えながらこのブログをアップしようかどうか迷っていた時、友人から下記の情報をいただきました。もし、何か感じることがある方がいらっしゃれば、幸いです。
以下コピペです。

[かわいい] [かわいい] [かわいい]

民主党による事業仕分けによりオーケストラやそれに準ずる活動への予算が来年度から廃止・大幅削減される事になりそうです。 具体的には全国のオーケストラで発表されている来年度の定期演奏会な どの公演の殆どが中止・プロジェクトの廃止となってしまいます。
オーケストラが行う子供の為の音楽教室も無くなります。 そして1番大きな問題は日本の殆どのオーケストラが潰れてしまうとい うことです。日本のプロオーケストラ、ウインドオーケストラは国からの支援、企業 による援助によってようやく演奏会を開く事が出来ます。
華やかな舞台 とは違い少ない予算と沢山の努力によってやっと経営出来ているのに国 からの予算削減・事業廃止と言われたらたちまち仕事がなくなりオーケ ストラは解散するしかなくなります。
このままだと全国に2つしかオーケストラが存在しなくなるかもしれません。
そうするとコンサートもオペラも、接する機会が無くなります。職を失 うのは指揮者、楽団員だけでなく、事務局の方々、音楽事務所の方々、 ホールを使わなくなれば赤字になり結局ホールの職員の人たちも生活が 厳しくなります。一つの分野が衰退していけば様々な所に波及し、日本 に芸術分野が存在しえなくなります。
小澤さん、飯森範親さん、中村紘子さん、藤岡幸男さん、作曲家の三枝 さんなど楽界を代表される方たちが芸術文化を守るため活動してくだ さっています。 皆さんにも文化を守るため今の状況をご理解頂いた上ご協力して頂きた いことがあります。
これを読んで頂いた方にお願いがあります。文化庁へ意見の申し立てのご協力をお願いしたく思います。
皆さんにEメールを2通送って頂くことにより事態が変わっ て行くかもしれません。
お忙しい中恐縮ですが芸術、音楽の必要性を政治家、仕分け人、行政、 そしてたくさんの人に理解してもらう為に是非ご協力お願い致します。
メール(携帯、PCなどなんでも構いません)の内容ですがその際件名は
1通目件名:事業番号「4」事業名「文化関係1ー独立行政法人日本芸 術文化振興会」
2通目件名:事業番号「5」事業名「文化関係2—芸術家の国際交流 (学校への芸術家派遣)」
本文(共通):中川正春文部科学副大臣
後藤斎文部科学大臣政務官宛
1件目本文:『芸術創造活動特別推進事業助成金の削減・廃止に反対します。』
2件目本文:『プロ・オーケストラによる本物の舞台芸術体験事業の廃止に反対します。この事業は日本の文化活動を底支えしようという事業、また子供達の感 性を豊かにし、将来の日本を担う人材を幅広く育てよう、という事業だ と考えます。この事業の継続を強く希望します。』
宛先はnak-got@mext.go.jp期限は12月15日になります。
今沢山の人の声が必要です。沢山の人にこの事態を知って頂き、ご協力をお願いしたいです。
芸術は儲かるものではないのかも知れないし、すぐ結果が見えるもので はありませんが生きていく上で無くてはならないものです。皆さんのご意見是非発信してください。
長文ですが読んでいただきありがとうございました。締め切り間近です みません。ご協力よろしくお願い申し上げます。
もし嘆願書をお送りいただける場合、住所と署名をよろしくお願いします。
——-
以上、あるとこからの記事の転載です。
メールの締め切りは明日(12月15日)ということです。
メールは民主党議員中川正春(http://www.masaharu.gr.jp/)、後藤斎(http://www.g510.jp/)宛となります。
関連web
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm
ここの文化関係午後の部10をご覧下さい。
http://www.asyura.com/09/senkyo74/msg/1007.html
関連ニュース
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120701000474.html
http://www.asahi.com/culture/update/1207/TKY200912070349.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091207-00000052-mai-soci
http://www.excite.co.jp/News/society/20091207/20091208M40.021.html

[かわいい] [かわいい] [かわいい]

以上コピペ終了
ということでした。
オーケストラ・ファンならずとも、クラシック音楽に少しでも関わっている人たちにとっては、とても重要な問題だと思います。
こういうところに意見するというのはいくら書くことを決めてもらっても勇気のいることだと思います^^;
まぁ、だけどこういうことでもないかぎり、私なんかは意見を述べるなんて一生ないかもしれませんが(笑)。
100%上記通りじゃなくってもちろん良いと思うのです。人にはいろいろ考えることがあるから。ちょっとこれから、メール文を考えてみようかな…と思っております。

 

 

*・―・*・―・*・・スポンサードリンク・・*・―・*・―・*




コメント

  1. MUUSAN より:

     とにかく削りやすいところから削るという安直さが感じられますよね。これじゃあ日本はすさんでいってしまう。「20世紀少年」にある友民党が支配する世の中。「友愛」を強調する民主党とオーバーラップしてしまいます。

  2. きこじじ より:

    これは黙ってはいられませんね。
    よく調べて考えて、意見をまとめられたらメールしたいと思います。
    ・・・でも、日本のものではないヨーロッパの音楽だから仕方ないのかな・なんて思ったりもしますが、いよいよ厳しい世の中になりましたね。
    ところで、ヤマテピアノさん、井の頭線に乗ると池ノ上付近で工房で作業している方の姿が見えたような・・・だいぶ昔の記憶なので間違っていたらごめんなさい。
    そのころ私もピアノ屋に勤めていたので、チェックしたような…

  3. kontenten より:

    今夜、聴きに行って真偽を見定めようと思いますが・・・
     以前も以前、岩城宏之さん指揮、読売日響が
    川越市民会館に来ました。
    演目は岩城さんの十八番、ベートーヴェンの交響曲第三番
    耳を疑いました・・・何これ(怒)
    地方の田舎ッぺをバカにした演奏でした。
     その反面、シベリウス協会に入会してから毎回聴きに行く
    新田ユリさん指揮、アイノラ交響楽団・・・こちらはアマチュア
    オーケストラですが・・・ホント毎回感動します。
     質の低いプロオーケストラは必要ですか^^;Aアセアセ
    今夜、ベートーヴェンとアホの交響曲第七番・・・指揮
    オスモバンスカさん、読売日響の実力を聴いてきます(^^)。

  4. うさ より:

    ちょっと遅いお昼休みです☆
    >MUUSANさん
    「20世紀少年」は見ていないので、わからなくて残念ですが…。こういう感じなんですね。結末は一体どうなったのでしょうか?(興味あり!!)
    >安直さ
    も確かに感じるところはありますが、やっぱりみんな手探り状態ということもわかるような気がするのです。とにかく無駄なことが今までどれほど多かったかということも同時に露呈されてきていますし、私はこのやり方は実はそんなに反対意識は持っていないんですよね。これを踏まえてこれからどう動いていくか…これが一番重要なポイントじゃないかなと思うのです。

  5. うさ より:

    >きこじじさん
    私も上記の内容に100%同意するつもりは全くないんですよね。
    実際、抗議をされた一人小澤征爾さんの「無駄な部分は確かにある」的発言もとても深い意味があると思うのです。今日会社にもこの内容と同じメールが届いていて、驚きましたが(苦笑)。
    実際「お客さんが入らないから補助してもらう」という考え方も甘いと思うし(そんなこと書かれていないけれど(笑))、オーケストラ側も、ちゃんと集客出来るようなコンサートを考えたり、もっと細かに予算とか一般企業のようにしっかり見つめ直してもらいたいと思ったりします。きこじじさんのおっしゃる通り、確かに日本のものでもないですし〜。それでもまぁ、あの楽器と大所帯の移動とか考えると少しは助けてあげなければいけない面もありそうなわけで…。
    ところで、きこじじさんは、そちら方面の方だったんですね>ピアノ屋
    きっとバリバリピアノを弾かれる方とお見受けいたしました〜☆

  6. うさ より:

    >kontentenさん
    いいなぁ〜。今夜のヴァンスカ@読響。私、前にも書いたかもしれませんが、日本のオケの中では読響が一番好きかもしれません。(他のオケの方が読んでいらっしゃいましたら、ごめんなさい)下野っちの力もあるような…。
    きこじじさん宛てのレスにも少し書きましたが、やっぱりオーケストラ側もいろいろ考えていくべきだと思うのです。だから正直なところ一番最初の(オーケストラに対する)印象は「もっと真面目に収支を考えて運営して欲しい」ということでした。もっともっとお金をかけなければいけない部分が今の日本にはあるわけで、福祉問題とか、雇用問題とか…。kontentenさんのおっしゃる通り、しょうもない演奏をするオーケストラが残って、国からお金を取っているのなら…ちょっとやっぱりムカつきますよね。ああ、でも読響さんでも過去にそんな汚点があったとは…(大汗)。

  7. kontenten より:

    きのうの辛口感想です・・・^^;Aアセアセ
    フィンランドの作曲家・・・アホさんの交響曲第七番
    ホント、素晴らしかったです・・・感動しました(^^)
    ただ、その後のベートーヴェンの第七番は・・・(><)
    奇数楽章は聴くに耐えられない演奏でした^^;Aアセアセ
    アホさんの方でエネルギーを使い果たしたのか、また
    最初からスキルがないのかわかりませんが・・・
     ヴァンスカさんの指揮は素晴らしいのですが、後ろ半分
    金管楽器とティンパニーが付いて来られないって感じ
    やっぱり駄目なのかも知れませんorz
    折角リベンジのチャンスだったのですが・・・残念です。
    ナベツネさんにG球団より力を入れて欲しいと・・
    申し上げたい気持ちです(w)

  8. うさ より:

    >kontentenさん
    おやまぁ〜〜^^;Aアセアセ
    そうでしたか。アホはそんなに難しい曲だったんでしょうか…。あまり弾かれない曲は確かにエネルギーを吸い取ってしまうかもしれませんが…。ベト7がダメダメだったなんて、ちょっとショックが大きいですね。最近、現代物に力を入れているようだし、久々のベトだったかもしれませんが…。それにしても…orz
    川越で弾かれた時もそれが実力だったのかもしれないということでしょうか^^;Aアセアセ
    だけど、読響さんは大手企業がついているから、国のお金はあまり関係なさそうな気もしますので、残っていくオーケストラのような…。

  9. gyaro より:

    12月15日期限でしたか。。。
    遅れまして申し訳ありません ><

  10. うさ より:

    >gyaroさん
    いえいえ、何か考えていただけるきっかけになれば、それだけで良いと思っています。かくいう私も自分の中で意見がまとまりませんでした。多分、期限は問題ではなく、今後の問題展開がポイントになってくるのだと思うのです。その時にそれぞれがどう動いていくのか、もう少し見極めてみてからでも良いのではないでしょうか。
    真剣に受け止めてくださり、ありがとうございました^^

  11. chicory より:

    遅いコメントですみません。
    どの分野にも公開でメスを入れるというのは、間違っていないと思うのですが、まずどういう国を目指すのかというビジョンをもう少し鮮明にしてほしかったです。そうすれば、どんな分野からどんな風に削るのか、国民にも仕分けられる側にもより有意義だったかと。
    こういう「文化」は何が必要で、そうでないか線引きが難しいかと思いますが、この手の文化行政にも、天下り財団やら、よくわからない委員会やら、わけのわからない箱もの、みたいなものが、ぶら下がってるんですよね。そこのあたりをしっかり仕分けてほしいと思います。小澤さんがおっしゃっている、無駄な部分もあるというのはそういうことのはず。簡単にはいかないでしょうが、政府にはそのあたりの見極めをしっかりやってほしいと思います。

  12. うさ より:

    >chicoryさん
    まさにその通りだと思います。ただ、ビジョンを鮮明にするための前段階だったかもしれない…という感想を私はもっています。これをどう今後生かしていくか…これが大切なんじゃないかな…と。
    「文化」の部分では本当に難しい線引きとは思いますが、明らかに無駄な部分と必要な部分という見極めは、しっかりしてもらえると良いですよね♪

タイトルとURLをコピーしました