実は、ずっと不思議に思っていたことがあるのです。
サイモン・ラトル(指揮者)って、どうしてサー・サイモン・ラトルって言われるのだろうって…(笑)。
このサー(Sir)というのは、敬称で、実はナイト爵じゃないとつけられないものだということを今更ながら知りました。
その知るきっかけになったのが、私の大好きなピアニストの1人、アンドラーシュ・シフが、「Sir András Schiff 」と呼ばれるようになったからです♪
大英帝国勲章
英エリザベス女王の公式誕生日の6月14日に、アンドラーシュ・シフが「ナイト」という称号を授与されたのだそうです! KAJIMOTOさんのHPで知りました!
ちなみに、英語が苦手な私なので、内容はよくわかりませんが、こちらのサイトに詳細が書かれているようです。(プロフィール的なことや、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲チクルスや、室内楽の活発な活動などが書かれているようです。)
→ Sir Andras Schiff
おめでとうございます!!!
と、心からお伝えしたい^^*
これはとても名誉ある称号!
ナイトに叙任された男性は「Sir(サー)」、
その夫人は「Lady(レイディ)」の敬称をつけて呼ばれ、女性でナイトに相当する叙勲を受けた人は「Dame(デイム)」の敬称をつけて呼ばれるのです。
日本人では、2009年に内田光子さん(ピアニスト)がデイムの称号を授与されたことも、まだ記憶に新しいです。けど、結構もう年数が経っていることを今改めて知りました(笑)。
クラシック音楽関連の主な「ナイト」叙任者
・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮者)1998年
・コリン・デイヴィス(指揮者)1980年
・ロジャー・ノリントン(指揮者)1997年
・ネヴィル・マリナー(指揮者)1985年
・サイモン・ラトル(指揮者)1994年
クラシック音楽関連の主な「デイム」叙任者
・キリ・テ・カナワ(オペラ歌手)1984年
・ギネス・ジョーンズ(オペラ歌手)1986年
・内田光子(ピアニスト)2009年
大好きなピアニスト、アンドラーシュ・シフ
アンドラーシュ・シフは、1953年、ブダペスト(ハンガリー)生。5歳からピアノを始めたシフは、子供の頃から室内楽にも親しんでいた そうです。
アンサンブルを経験するとピアノだけを弾いているよりも、ずっと「耳」が肥えてくると私は思っています。というのも、自分の音だけではなく、他の楽器の音も一緒に聴かなければ、アンサンブルって成り立たないのですから。そんなせいか、私はアンサンブルをたくさん経験しているピアニストって好きなタイプが多いのですよね(笑)。
シフの演奏は、1音1音、本当に細やかな気を配りながら、美しい音楽の流れを構築していくピアニストだと思います。柔らかで暖かな音色は優しく包み込んでくれます♪
私は、シフのバッハのCDを持っていたり、オール・シューベルト・プロの(ソナタばかり)演奏会にも足を運んだり…シフ様ラヴ状態でございますヽ(´▽`)ノ
もともとシューベルトのソナタは聴いていても…なんだかなぁって飽きてきたり、どうしてそこいきなりそういう展開になるかなぁ…なんて否定的に思うことも多かったのですが(苦笑)、シフ様の演奏を聴いて以来、シューベルトの楽曲に対する興味も湧いてきたりしました。
と、いうことで、オススメのピアニストの一人です!
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シフのコンサートが聴ける!
そんなシフの演奏をお家で聴けるチャンスが近々やってきますよ♪
2014年3月19日、東京オペラシティ・コンサートホールで行なわれた演奏会の様子が、NHKーFMで放送される予定なのです。
NHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」
2014年6月30日 (月) 19時30分~21時10分
〈演奏曲目〉
- メンデルスゾーン/厳格な変奏曲 ニ短調 作品54
- シューマン/ピアノ・ソナタ 第1番 嬰ヘ短調 作品11
- メンデルスゾーン/幻想曲 作品28
- シューマン/交響的練習曲 作品13(1852年改訂版)
- メンデルスゾーン/無言歌 作品19 第1“甘い思い出”
- メンデルスゾーン/無言歌 作品67 第4“紡ぎ歌”
これは楽しみですね♪
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