世界的な指揮者、そして作曲家でもあったロリン・マゼール(Lorin Maazel)氏が7月13日、肺炎による合併症のため米バージニア州キャッスルトンの自宅で死去。享年84。
マゼール氏は、1930年3月6日、パリ近郊生まれの米国人。5歳からヴァイオリンを、7歳で指揮を学び、8歳で初めて指揮者として公の場に登場。
ウィーン国立歌劇場やニューヨーク・フィルハーモニックなどを始め、多くのオーケストラを牽引してきたクラシック音楽界の巨匠であった。
昨年だけでも100回以上のコンサートを指揮しており、今まで5000回近くのオペラやコンサートの公演を行なってきたという。今年になり、体調を崩し療養していた。(参考「Lorin Maazel」)
今年(2014年)5月には、ミュンヘン・フィルを率いて日本でのコンサートが予定されていたが、体調不良ということでキャンセル(グスターボ・ヒメノが代役)。
現在、札幌で開催されているPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)にも首席指揮者として参加が予定されていたが、6月に医師団から活動再開には時期尚早との強い助言を受けたため、取りやめになっていた(マゼール氏に代わって、佐渡裕氏とジョン・ネルソン氏に変更)。
ご冥福をお祈りします(合掌)。
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