「ishi」「石を聞く肖像」
タイトルだけ見ても音楽とどう関係あるのか…「?」と思われた方も多くいらっしゃると思います。
これ実は「演奏家たちのポートレート集」で、音楽写真家の重鎮でもある木之下晃さんが20年間に渡り、撮り続けてこられた集大成とも言えるべき作品集なのです。
「ポートレートとは何か?」
木之下晃さんはずっとご自分に問い掛けられてきたそうです。
ライヴの写真ではあまりにも有名過ぎる木之下晃さんのポートレート集はやっぱり、ただの「ポートレート」に終わっていないことを確信いたしました。
被写体となっている演奏家たちは全部で200人。
「この石を見て感じたことをカメラの前で表現してください。」
という、ある意味むちゃ振りのようなことを、やってこられたのだそうです(笑)。
時には卵に見立て、
時には大口を開けて石をカプリと、
時には放り上げ、
時には身体の一部にし…。
演奏家たち一人一人が、見事に木之下さんの問いに答え表現しています。
そして、「表現者」という立ち位置をしっかり私達に伝えてくれています。
演奏家たちの顔ぶれも驚くものがあります!
アバド、アルゲリッチ、カレーラス、ドミンゴ、フルネ、アーノンクール、キーシン、クレーメル、マゼール、メータ、ムーティ、ラトル、武満徹…etc… 巨匠クラスの演奏家ばかりです。
更に、写真と共に添えられている一言も、巨匠ならではの言葉ばかり。
「これをどのように育てるか、考え抜かねば。」
「肌で温めて、温かな音楽を。」
写真と一緒にこれらの言葉を読んでいくと、「表現方法」とは限りないものなのだと実感できます。
お値段は少し高めで、
本体8,000円+税金(8,400円)
けれど、それだけの価値のある本だと私は確信しています。
いや〜、とにかく、すごい作品集です。
多くの言葉を語らずとも、現物を手にしてみた人だけがわかるこの商品の価値。

上記はセブンネットさんの商品ページに飛びます。
HMVさんの商品ページはこちらから→「木之下晃/石を聞く肖像」
![[るんるん]](http://blog.so-net.ne.jp/_images_e/146.gif)
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お待たせいたしました☆(ってもう1ヶ月も経ってしまいましたが)
感謝を込めてカードを作りました。
おかげさまでこちらも100niceを超えることが出来ました。これも皆様のおかげでございます♪
キリ番ゲットのkontentenさん、自己申告ありがとうございました^^
この写真のにゃんこは自分のにゃんこではありませんが、お台場の猫カフェもどきに行った時に撮影させていただいたにゃんこでございまして(笑)。よろしければお持ちくださいませ☆
コメント
しばらく更新されなかったので、ちょっぴり心配しておりました。って、余計なお世話ですが……
こういう写真集が出たんですね。う~ん、確かにいい値段だなぁ~
>MUUSANさん
ご無沙汰しておりました〜。心配していただけて嬉しい限りでございます☆^^*
連休中は連弾特訓があったり、姪っ子が遊びに来たりで、ほとんどパソコンの前に座れず状態でございました(今回わかったのですが、私はすでにパソコン中毒患者のようでした…っっ)。
けれど、座れたとしても…MUUSANさんのように楽しくクラシックネタをふれるようになれるまで、まだまだ先は長そうです。
う〜〜〜んMUUSANさんの脳みそを分けて欲しいですぅ〜(笑)☆
そうそう、このお値段高いですよね〜っっっ。実は私はある方からプレゼントしていただけたから、現物を持っているようなもので(大汗)。反則でしょうかっっっ。
巨匠の一言・・・ぜひ読んでみたいですが、高いです><
図書館に置いてもらうようリクエストしてみようかな・・・と思いました。
素敵な本の紹介、有難うございます。
心に余裕が持てそうな写真集ですね。
どうしてもアート系の写真集となると、部数は出ませんが、装丁の質は落とせないので、値段が上がってしまうんでしょうね。
廉価版を作ってくれるとうれしいんですが…。
>きこじじさん
お値段ハードですよね〜〜〜。
図書館リクエスト!! いい案だと思います☆ 内容的に良いものなので、認めてもらえるかもしれませんよ〜♪
あとは、店頭に並んでいれば立ち読みも出来るかもしれないけれど…ページ数が結構あったり、ハードカバー+ボックス入りなので、出し入れして読むなんてのはちょっと勇気がいるかもしれません。
それから、前回聞かれていて、お返事書き忘れていた「内藤晃さん」のリサイタル、とても良かったですよ〜☆ 感想をアップしようと思いながら、野暮用に追われてアップしそこなっています。。。
>chicoryさん
>心に余裕が持てそうな写真集
まさにその通りですね〜〜! 眺めていて嫌なことや慌ただしいことなどは忘れてしばし読み続けていたくなるような…そんな本です。CDの廉価盤はよくありますけれど、こういう廉価版ってないですよね(笑)。質が落とせないというのは大きく頷いてしまう部分です。これで紙の質がワンランクでも落ちていたら…ここまで魅力的な本にはなっていなかったと思ったりするし。編集者や装丁のデザイン関係の顔ぶれもまさに「職人のこだわり」を持った人たちの名前が並び、まさに「この1冊」という風格のある本だと思います。こういう本に出会うと、「本」ってやっぱりいいな、すごいな、と思います☆
遅くなりました^^;Aアセアセ
素敵なキリ番カード、頂戴致します(^^)。
どうしても、写真に文字を入れてしまいたくなりますが
なるほど、カードですものね・・・基本は。
勉強になります。
素敵なので、またキリ番をゲットしたくなりました(^^)v
って、すごく難しいかと思いますが・・・(><)
木之下さんの話、以前・・・師匠(会社の部長)から
聞いた頃があります。
かのサントリーホールに撮影用の窓を作らせた強者らしいですね。
>kontentenさん
お熱大丈夫でしたか? インフルじゃなかった?
カードは、kontentenさんのように、「写真勝負」が出来ないので〜^^;アセアセ
木之下さんは、サントリーホールだけじゃなく、全国各地のたくさんのホールに穴を開けちゃった方なんですよね〜(笑)。ずいぶん前に某N○K放送(BSハイビジョンで我が家は見られなかったから母に頼んで録画してもらったのですけれど)の特番でその穴を初めて見ました! なんだか郵便受けみたいな感じの小窓なんですよ☆ けれど、木之下さんは自分がホールに全部交渉して頼んだのに、今や他のカメラマンもみんな利用しているからと怒っていらっしゃるとか(汗)。