「メトロノーム」と「音叉の役目を果たしてくれるピッチ」が腕時計にセットされていたら、いつでもどこでも余計な荷物が増えずに使うことができて、音楽に携わっている人[合唱、吹奏楽、オーケストラ、すべての楽器の演奏者、歌手]にとってはとても便利ですよね!
アップルウォッチなどのように、様々な機能が満載された腕時計が世の中に存在しているし、スマホアプリなどでも手軽にいろいろな便利機能が手に入るので、今更…って思われる方も多いかもしれません。
ですが、この「メトロノームウォッチ」を初めて見た瞬間、ときめいてしまったのです。忘れていた何かを思い出したかのように。
あ、私、綺麗なものが好きなのだわと(笑)。そして、ついに先日お迎えしてしまいました。
●そもそもメトロノームって…
演奏者にとって「テンポ」はとても大切な要素。緊張してしまうと心臓がバクバクしてついつい走りがちになってしまったり…。と自分はステージに立つのは発表会程度ではありましたが、そんな経験を思い出したりします。
そして、テンポを定めるのに欠かせないのが「メトロノーム」。
メトロノームは、練習に欠かせませんね。曲のイメージを作る時、楽譜を見ながらこれくらいの速さなのか…とか初見時から始まり、練習中はかなりお世話になる比率の高いアイテムですよね。
どうしても弾けないパッセージなどは、メトロノームを最初は驚くほど(笑)ゆっくり鳴らしながら弾き込み、その速さができるようになったら、メモリ(速度)を少しずつ上げながら練習していく…とか。
最近はデジタルの数字だけ表示されるメトロノームが主流のようではありますが(小振りで持ち運びも楽)、振り子式のメトロノームは、やはり視覚から拍と拍の間の音の流れも視覚化できる気がするので、振り子式の方が個人的には好きなんですよね。
だけど振り子式は、持ち運びにはちょっと…という難点もあったりします。
でも、腕時計にその「振り子式」がセットされていたら…!?
「メトロノームウォッチ」はそんな時計なのです。
文字板には内側に時刻表示、外側にメトロノームのテンポや基準音の目盛りが配置されているという腕時計で、いつでもどこでも荷物を増やさずにテンポとピッチを確認することができる素敵な腕時計なのです!
●4つのボタンで操作できるので覚えやすい
販売されているサイトの動画を見ただけで操作は覚えられてしまうくらいやさしくて、まもなく60代を迎える機械系が苦手な私ですら、問題なく操作できてしまいます。
というのも、4つのボタンだけで全部機能を使いこなせてしまうからなのです。
ボタン操作
左側
上=SOUND ON/OFFボタン。
メトロノームの振り音を鳴らしたい時、基準音を鳴らしたい時、それぞれオン・オフの切り替えができるボタンです。
下=MODEボタン。
時計、メトロノーム、オンの各モードの切り替えを行うボタン。
「時計モード」からモードボタンを1回押すと「メトロノームモード」に切り替わります。
右側
2つのボタンは、+(プラス)にする、−(マイナス)にするというボタンです。テンポの速度調整、基準音のHz(ヘルツ)調整に使います。
●時計の文字盤の機能と美しさ
上記のモードを切り替えた時、時計の針で指し示されたことが、動きで表現されています。例えば、ボタンの説明を書いた上の写真の場合、音叉として443Hzの「A(アー=ラ)」音が鳴っています。
メトロノームとして使用する場合、テンポ設定は40〜304bpmまでの41ステップが可能なのですが、時計盤をよく見ると…!
主要なテンポのところに▼印が付いているので見つけやすいですね。
私たちが「楽語」を教わる時、例えば「Andante(アンダンテ)」は、「歩く速さで」という表現が使われていたりします。実際はどうなのかな? って思ったら、試しに腕時計をして音を鳴らしながら歩いてみるのも楽しいかもしれません(笑)。自分の歩くテンポがその前後どれくらいがしっくりくるのか、ウォーキングなどをされている方も楽しめそうな気がします。
「ときめいて」購入したと最初に書いた通り、文字盤は本当に美しくて大満足です。私はこのホワイトカラーを選びましたが、ベルト部分は真っ白ではなく、ほんのり優しいアイボリーがかったような柔らかな白です。
文字盤の文字色、金属部分の色はピンクゴールドっぽいのでとても品が良いと思います。文字も少し立体的になっているんですよ。
ただ・・一つだけ、最初のうちだけでしたが、気になったことがありました。実は短針と長針と書きましたが、時計の針自体の長さはそんなに変わりません。と、いうか同じかも? なので、時間を見る時に慣れるまでどっちがどっち? 状態になることもあります(苦笑)。
これは、3時20分。針の形が遠目でも違っていることは認識できるので、慣れてしまえば大丈夫なのですけれどね(笑)。
●どんなファッションにも合わせやすい洗練されたシンプルなデザイン
シンプルで洗練されたデザインなので、合わせるお洋服も選びません。
ホワイトを選んだので、ホワイト系をお洋服に取り入れてコーデするのもとてもおしゃれにまとまると思いました。
もちろん、白はどんな色のお洋服でも合わせやすいですし、同時にどんなシーンにもマッチしてくれる腕時計だなという印象も受けました。カジュアル過ぎず、フォーマル過ぎず、上品さは失わない。だから、ビジネスシーンでスーツに合わせても、普段使いにしても、馴染んでくれて、さりげなく邪魔しない程度に主張もしてくれて、本当に素敵な腕時計だと思います。
ちなみに文字盤は、横36.5mm/縦39.6mm。
男女兼用サイズとして作られているので、女性には、少し大きめなサイズだと思います。
もともと自分は文字盤は大きめが好きなので、一番左のでも直径は28mmくらいあるのですけれど、それでも並べてみると、やっぱり大きめですね。
でも、大きめな文字盤って、断然見やすいです(きっぱり)!
あと、大きめな腕時計って実は手首を華奢見せする効果もあったり(あざといかっっっ(笑))するので、腕が太めな私は全く大きさに関しては気にせず選べました。
そのほかのカラーのラインナップは公式ページでご確認くださいね。
定番カラーのキャメル、ダークブラウン、ポップなターコイズほかの展開がありますので、きっと気に入ったものを見つけられると思います。
モノトーンは人気が高いようで、再販連絡があってもすぐに売り切れてしまうことが多いようなので(一番見やすそうです。私もモノトーンが欲しかったのですが、2022年10月7日に再入荷したものの8日には売り切れ表示となっており、購入できませんでした。)在庫があったらラッキーだと思います。
どのカラーも本当に素敵で実はなかなか決められずに何ヶ月も見ておりまして(笑)。キャメルは高級感漂っているし、ターコイズは自分のファッションを考えた時にすごく合いそうだと思ったし、ネイビーも実はすごく好き! …。
気になる方は正規販売店の「みらい奏楽舎」で、ご確認くださいね。
→ みらい奏楽舎
この時計の美しさって一目瞭然なので、ここであれこれ説明するまでもないように思います。
「GOOD DESIGN AWARD 2022」のBEST 100 にも選ばれたんですよ♪
たくさんの動画で基準音なども含め、いろいろな性能もご確認できますので、まずは販売ショップへどうぞ。→ みらい奏楽舎