オペラはオペラでも「バロック・オペラ」の本!

珍しいオペラの本が出版されました。
オペラはオペラでも「バロック・オペラ」!!
日本のオペラ界の中心的存在の一つ新国立劇場が発行。山田治生、井内美香、片桐卓也、矢澤孝樹氏が執筆された本です。

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ヴァイオリニストはお疲れのご様子…?!

今年も残すところあとわずか。
この時期普段の仕事に加え、入力のアルバイトも自宅でやっているため、更新はもちろん、皆様のところに訪問なども出来ずに失礼しております。
さて、今年最後となる記事をどうしようかな…と考え、忙しい時こそ痛快な楽しい物を! と思い、鶴我裕子さん著の本をご紹介させていただきます☆ もしお正月休みなるものがある方にはぜひぜひお薦めしちゃいます☆

鶴我裕子/バイオリニストは肩が凝る 鶴我裕子のN響日記

バイオリニストは目が赤い
実はこの2つの本の内容は全く同じ。どちらもお疲れのご様子で、肩が凝っていたり、目が充血して赤くなっていたり…(笑)。
鶴我裕子/バイオリニストは肩が凝る 鶴我裕子のN響日記」は、2005年にアルク出版企画から上製本で出版されました(上)。価格は1,890円。(写真の大きさが下よりも小さくなっていますが、こちらの本の方が大きいです)
鶴我裕子さんは元々NHK交響楽団のヴァイオリン奏者でした。現在はすでに引退されていらっしゃいますが、この本は現役時代に書かれたものです。現役なのに…ここまで暴露しても大丈夫??? と思うくらいそれはそれは正直であり、痛快であり、言いたかったことを全て代弁してくれるかのようなしかもリズミカルな口調(文調)で綴られており、とにかく「にやり」としてしまうエッセイなのです☆ 指揮者の話、楽団員の話、演奏旅行の話…etc…
それが、なんと! この12月で文庫本としても登場してしまいました! やっぱり評判が良かったのでしょうね♪ 出版社さんは変わって新潮社へ。
多分会社が変わったこともあり、タイトルが「バイオリニストは目が赤い」と、微妙に変りました。価格は580円。とにかく軽くなりました。持ち運びが楽々です!(計ってみたらおおよそ185gくらいでした) 
最後の3ページ程度の「文庫本のためのあとがき」が増えただけで(「同じ内容で違うと思った人はごめんなさい」等という内容のもの)、中身は一緒。
どちらもまだ手に入るようなので、仕様によるものはお好みでどうぞ☆ という感じです^^

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さて、文頭にも書きましたが、今年ももうまもなくおしまいになります。私にとって今年はブログ元年であり(サブブログのこちらまで作ってしまったし)、結婚1周年を先日迎え、父の他界…。とにかく幸あり悲しみありの大波小波の1年となりました。
ブログを始めたことによって、たくさんの新しい出会いにも巡り合え、こうして読んでいただける喜び、交流させていただける喜び、そして心の支えになっていただけた喜び…。たくさんの喜びをいただくことが出来ました。
ありがとうございました。
仕事は会社自体は本日で仕事納めとなっておりますが、私自身の仕事はまだまだ。30日まで出社。そして1月2日が仕事始めとなっています。そして更に1月中旬くらいまでバイトにも追われる日々が続くので、1月前半の更新はあまり出来ないかもしれませんが、また来年もどうぞ宜しくお願いいたします!!
皆様どうぞ良いお年をお迎えくださいませ☆

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1月公開の映画「シャネル&ストラヴィンスキー」☆

いよいよ12月に突入し、心なしか街ゆく人たちの足どりも少し早足になっているような気がします。「師走」は誰もが忙しい…。そんな中で心まで失ってしまわないように生活していきたいものです。
昨日は提携していただいているセシールさんから、「春物のカタログ」案内が届きました。こういうファッション業界はすでに春物を意識し始める季節なんですね。そんなわけで?!(どんなわけだか、無理やりこじつけっっっ)
今日は「春の祭典」という曲がメインに使われた映画のご紹介です(試写会に行ってきました☆)。
「シャネル&ストラヴィンスキー」なんてタイトルを見ただけで「へぇ〜二人はどういう関係があったの?」なんて思ってしまいましたが…。

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そうなんです! あのココ・シャネルと、イーゴリ・ストラヴィンスキーのお話なんですよ☆ 第62回のカンヌ国際映画祭のクロージング作品としても上映されたのだそうです。

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「ishi」「石を聞く肖像」〜木之下晃写真集

「ishi」「石を聞く肖像」

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タイトルだけ見ても音楽とどう関係あるのか…「?」と思われた方も多くいらっしゃると思います。
これ実は「演奏家たちのポートレート集」で、音楽写真家の重鎮でもある木之下晃さんが20年間に渡り、撮り続けてこられた集大成とも言えるべき作品集なのです。
「ポートレートとは何か?」
木之下晃さんはずっとご自分に問い掛けられてきたそうです。
ライヴの写真ではあまりにも有名過ぎる木之下晃さんのポートレート集はやっぱり、ただの「ポートレート」に終わっていないことを確信いたしました。

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被写体となっている演奏家たちは全部で200人。
「この石を見て感じたことをカメラの前で表現してください。」
という、ある意味むちゃ振りのようなことを、やってこられたのだそうです(笑)。
時には卵に見立て、
時には大口を開けて石をカプリと、
時には放り上げ、
時には身体の一部にし…。
演奏家たち一人一人が、見事に木之下さんの問いに答え表現しています。
そして、「表現者」という立ち位置をしっかり私達に伝えてくれています。
演奏家たちの顔ぶれも驚くものがあります!
アバド、アルゲリッチ、カレーラス、ドミンゴ、フルネ、アーノンクール、キーシン、クレーメル、マゼール、メータ、ムーティ、ラトル、武満徹…etc… 巨匠クラスの演奏家ばかりです。
更に、写真と共に添えられている一言も、巨匠ならではの言葉ばかり。
「これをどのように育てるか、考え抜かねば。」

(アントニオ・ガデス)

「肌で温めて、温かな音楽を。」

(フランツ・ウェルザー=メスト)

 

……等々。

写真と一緒にこれらの言葉を読んでいくと、「表現方法」とは限りないものなのだと実感できます。
お値段は少し高めで、
本体8,000円+税金(8,400円)
けれど、それだけの価値のある本だと私は確信しています。
いや〜、とにかく、すごい作品集です。
多くの言葉を語らずとも、現物を手にしてみた人だけがわかるこの商品の価値。

「ishi」PORTRAIO WITH A STONE


石を聞く肖像

木之下晃 著/飛鳥新社 刊

(飛鳥新社創立30周年記念出版)
定価8,400円(税込価格)
ブックデザイン:勝井三雄
編集:大原哲夫

上記はセブンネットさんの商品ページに飛びます。
HMVさんの商品ページはこちらから→「木之下晃/石を聞く肖像

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お待たせいたしました☆(ってもう1ヶ月も経ってしまいましたが)
感謝を込めてカードを作りました。
おかげさまでこちらも100niceを超えることが出来ました。これも皆様のおかげでございます♪
キリ番ゲットのkontentenさん、自己申告ありがとうございました^^

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この写真のにゃんこは自分のにゃんこではありませんが、お台場の猫カフェもどきに行った時に撮影させていただいたにゃんこでございまして(笑)。よろしければお持ちくださいませ☆

深遠な響きに酔いしれて〜小山実稚恵さんのピアノ・リサイタル

先週の土曜日、小山実稚恵さんのコンサート
「『小山実稚恵の世界』
〜ピアノで綴るロマンの旅」
足を運びました(東急文化村オーチャードホール)☆
このコンサートはシリーズもので、2006年から12年かけて毎年春と秋に24回のリサイタルを開催するという、とてもとても大きなプロジェクト。毎回、テーマとして「色」が掲げられ、第7回を迎えた今回は「若草色」。ご本人もお好きなグリーン系です。そしてこの若草色のイメージとして〜若き恋〜というタイトルも添えられていました。假屋崎省吾さんを始め、フラワー・アーティストによる大きなお花が毎回ステージに飾られたり、小山さんご自身もテーマカラーのドレスを身につけて登場されることも見どころの一つとなっている名物シリーズです。私は女性としても憧れている小山さんと共に、この12年間で足を運べる限り、通いたい! と心に決めているコンサートの一つでもあり、今のところ7回中、5回足を運んでいます♪(どうしても仕事の都合で行けない日とかあるので…)
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〈プログラム〉
ショパン/
 ノクターン 第1番 変ロ短調
       第2番 変ホ長調
シューマン/
 謝肉祭「4つの音符による
     面白い情景」作品9
ブラームス/
 ソナタ 第3番 ヘ短調 作品5
〈アンコール曲〉
ショパン/
 ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 第2楽章
 ノクターン第20番
 ※「戦場のピアニスト」でBGMとしても使われた曲です。
シューマンの作曲した「謝肉祭」は、まだシューマンが奥さんとなるクララに出会う前に作られた曲ではありますが、シューマンと結婚後、そのクララを慕っていたブラームスの若き日の作品を同じプログラムに載せていらっしゃるのもニヤリとしてしまいます♪
内容についてもっと読んでやってもいいぞという方はこちらからどうぞ♪
 ↓

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大好きなピアニスト「Lang Lang」の自伝


郎朗/奇跡のピアニスト郎朗自伝 一歩ずつ進めば夢はかなう
郎朗+デイヴィッド・リッツ 著/野澤敦子訳
WAVE出版 刊
本体1,800円+税

6月14日に27歳になる青年の自伝と聞いて、「郎朗(=ラン・ラン=Lang Lang)」の名前を知っている人も、知らない人も、「そんなに若くて自伝?」と、少なくとも疑問を抱くのではないかと思います。ラン・ラン・ファンの私でさえ、最初はそんな風に思ったのですから…。

ラン・ランは中国出身のピアニスト。昨年の北京五輪開会式でも演奏したので、知っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

彼の音楽は不思議な力を持っています。ある時は魂を揺さぶられ、またある時は元気の源をもらえ…多彩な色彩の引き出しを自在に操れるピアニストです。そして、この若さでありながらの表現力! まるでもう「巨匠」の域に達しているような…。どんな経験を積めばこんな音楽を響かせることが出来るのだろうと常々感じていました。そして、この本を読み、納得しました。文化大革命という一つの大きな歴史を終えた中国という国の中に潜む魔物がそうさせたとでも書いたら良いのでしょうか…!?
「競争社会」のまっただ中の中国という時代背景。ラン・ランのお家でも「ナンバーワン」になるということが重要視されていました。ピアノの世界でナンバーワンになるということ。それがどういうことなのか…。毎日何時間も繰り返される練習。それはそれは半端な量ではありません。想像を絶します。しかも、お母さんと引き離された生活を強要され、お父さんの監視下での練習の日々が続くのです。
そしてある時、お父さんは練習時間に遅れ、自分の言うことを聞かなかったラン・ランに詰め寄ります。

「お前は嘘つきの怠け者だ! 身の毛がよだつ。お前なんか生きてる価値がない。まったく価値がない!」
「恥をさらして生きるよりいますぐ死ぬんだ! お前にとっても、私にとってもそのほうがましだ。最初にお前が死ね。それから私も死ぬ。」
そして、
「この薬を飲め!」「いますぐ三十錠すべて飲み込むんだ。すべてが終わり、お前は死ぬ!」

……

このシーンはまだ続きます。ベランダから転落死までさせようとするのです。狂気に満ちたこの場面は、読んでいてめちゃくちゃ緊張しました。これ、殺人未遂ですよ。本当に信じられない光景です。
コンサートでラン・ランと共演したお父さん(二胡奏者として)を知っているだけに、あまりにもショッキングでした。本当にあのお父さんの言葉…!? とてもにこやかで優しそうに見えたけど…。
ナンバーワンになることがそんなに大切なことなの…? 音楽に勝ち負けはないと思う。私の頭はちょっと混乱しました。

でもこれは実話…。
中国という国の中ではこんな「競争社会」による「スパルタ」的な教育は日常だったようです。
当然お父さんを信じられなくなってしまいますよね…。それでも彼は必死で乗り越えていくのです。まるで神に選ばれた子のように、要所要所での必然的な出会いも助けてくれました。

あ、でもこんな緊張したシーンばかりではありません♪ フフフって思いながら読める場面ももちろんあります! ラン・ランは普通の男の子の一面もちゃんと持っていました。アニメが大好きで「トムとジェリー」や「ドラゴンボール」を見たり、「トランスフォーマー」を集めていたり…。

とはいえ、波瀾万丈な幼少時代。。。まだ20代なのに、日本で呑気に暮らしている私などの数倍もいろいろなことを経験しているかのようです。多分…彼の音楽の秘密はそこなのでしょう。ピアノが心から好きで、心の痛みも知り、人が80年かかって得られるような経験をすでに一通りしてしまったのかもしれません。

ただのサクセス・ストーリーではありません。昨年(2008年)出たものですが、まだまだ市場に出回っている本です。クラシック音楽を知らない人でも、読み進めていくことは容易だと思います。落ち込んだ時とか、きっと勇気をもらえると思います。
そして何より、今現在、彼の音楽に触れる機会は幸いとても多く巡ってきます。毎年のように日本を訪れ、ドイツ・グラモフォンからCDも発売され、タイムリーに彼とふれあうことが出来ます。同時代を生きていること自体感謝したい、私の中ではそんな気持ちになる演奏家の一人です。

 

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