7月10日はオルフのお誕生日だから「カルミナ・ブラーナ」でも聴いてみる?

今日7月10日はドイツの作曲家でもあり、教育者でもあったカール・オルフ(Carl Orff=1895年7月10日〜1982年3月29日)という人のお誕生日。

こうして改めて生きていた年代を書き出してみると、自分とも重なる部分も多く、最近の作曲家だなぁと今更ながらに実感します。クラシック音楽といっても「現代音楽」に分類される人なのかな。

オルフと言えば、世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」という曲が真っ先に思い浮かびます(というか、これしか知らないかも)。
タイトルだけ聞くと「とっつきにくそう」なんて思うかもしれないけれど、合唱とオーケストラで織りなされる曲で、映画やゲームのBGMでも多く使われているから、きっと聴けば「ああ、この曲〜!」ってわかると思います。

初めてこの曲を聴いたのは、大学生の頃。同じ学生たちの合唱発表会みたいなもので、「カルミナ・ブラーナ」から抜粋した2、3曲を聴きました。もう○十年も前のことだけれど、ものすごい衝撃を受けて鳥肌がたったことだけはしっかり覚えています。

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深遠な響きに酔いしれて〜小山実稚恵さんのピアノ・リサイタル

先週の土曜日、小山実稚恵さんのコンサート
「『小山実稚恵の世界』〜ピアノで綴るロマンの旅」
に足を運びました(東急文化村オーチャードホール)☆

このコンサートはシリーズもので、2006年から12年かけて毎年春と秋に24回のリサイタルを開催するという、とてもとても大きなプロジェクト。

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ニュース2題〜日本人指揮者の活躍ぶり

[るんるん]指揮者の大植英次さんが、ドイツのニーダーザクセン州功労勲章・一等功労十字章を受章したそうです。

「受章理由は、ニーダーザクセン州におき、音楽を通して教育や文化に貢献し、様々な活動を通し州民に心のゆとりを与えることに貢献したことです。このコンサート、及び授与式は、現地でも熱い注目を集めています。」
梶本音楽事務所

大植さんは、現在、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー首席指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督、バルセロナ交響楽団音楽監督を務めています。

[るんるん]6月15日、大野和士さんとリヨン歌劇場によるオペラ「賭博師」、「ルル」などが、フランス批評家協会による「クロード・ロスタン賞」を受賞されたそうです!
梶本音楽事務所
おめでとうございます!

2人の日本人指揮者の活躍、今後も楽しみですね♪
確か大野和士さんは、ピアニストの小山実稚恵さんと芸大時代同級生だったんじゃないかな〜♪

[るんるん]大野和士さんのCDからは、大好きなピアニストのエル=バシャさんとの共演を挙げておきます[るんるん]

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ピアノ協奏曲第2番、第5番 エル=バシャ、大野和士&モネ響
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ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」

村上春樹さんの「1Q84」が発売日から12日で100万部を突破したというニュースに驚きました!! ハリポタ(予約販売があったので売れて当然状態)を除けばダントツで記録を塗り替えたらしいです(昨日のフジテレビ「特ダネ」でやっていました)。もう皆様手にとられましたか? 私完全に出遅れています(汗)。
(本屋さんに聞いたところ6月23日には第2刷が出来るので、現在予約受付中とのこと。)

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快挙! 辻井くん、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝おめでとう!

世界でも屈指のピアノ・コンクールの一つ、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、中国人ピアニストの張昊辰(Haochen Zhang・19歳)さんと共に、全盲の日本人ピアニストの辻井伸行さん(20歳)が優勝したという朗報が入りました!! 嬉しいニュースですね!!!
快挙です!!

このヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールは、チャイコフスキー国際コンクール第1回優勝者である、ピアニストのヴァン・クライバーンを祝して1962年から4年に一度開催されているアメリカでのコンクールです。かつて、ラドゥ・ルプー、アレクセイ・スルタノフなどの優勝者が出ているコンクールで、優勝者には、賞金2万ドル+アメリカ内外を含むツアーコンサート契約、米ハーモニア・ムンディからのCDレコーディングが約束される等が与えられるというビッグなコンクール。辻井さんは、日本人で初の優勝者ということになります!

辻井伸行さん、
ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール
優勝おめでとうございます!!!

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クラシックコンサートにはどんな服装で行ったらいいの?

クラシック音楽のコンサートって敷居が高いですか?
「なんだか行ってみたいけれど、気楽には行けない気がする」なんて、よく聞きます。でも、決してそんなことないんですよ♪
たまに「コンサートを聴きに行くのに何を着ていったらいいの?」と質問されます。

コンサートホールって、今はどこもとても素敵な作りになっているんですよね。私は個人的にサントリーホールが好きかな。赤い絨毯のホワイエ、大ホールの中にはビールの泡をイメージした照明? それから、歴史のある東京文化会館も渋めで好きです! 東京オペラシティ、新国立劇場、すみだトリフォニーホール…etc. ホールのことを書いていたらそれだけで数日分の日記になってしまいそう(笑)。
そんなホールにお出かけする時だから…。

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「The 2009 TIME 100」にラン・ランとドゥダメルを発見!

もう2週間も前になるニュースネタですが、私の大好きなラン・ラン(ピアニスト)が今年のタイム誌の「The 2009 TIME 100」(「The World’s Most Influential People」世界の最も影響を与えた人々と銘打たれている)の一人に挙がっていたことが判明! 更にクラシック界では、これまた私的に大注目しているグスターヴォ・ドゥダメル(指揮者)の名前も挙がっていました! なんと! Wでめでたい(笑)!
http://www.time.com/time/specials/packages/0,28757,1894410,00.html
(ラン・ランについては、前の記事にちょうど彼の自伝のことを書いたばかりなのでプロフィール的なことは今回省略。)拙い文章でございますが、よかったら読んでくださ〜い♪

それから、タイム誌のはこれ。英語の勉強になりそう(笑)。しっかり読むのだ〜!

http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,1894410_1893836_1894420,00.html

あ、でも一つだけ追記しておこうかな♪
もし、ラン・ランが「トムとジェリー」(アニメ)を見ていなければ、ピアニストにはなっていなかったかもしれないということ。猫のトムはピアニストでコンサートを開くという回があり、当然ジェリー(ネズミ)がいろいろ仕掛けるわけです。その奮戦のステージで弾かれた曲がリストの「ハンガリー狂詩曲第2番」だったそうな。ラン・ランは今でもこの曲を自分のお気に入りのレパートリーに入れています♪

このCDにも入っています☆

by カエレバ

 

ここのアーティスツにラン・ランのページがあります☆(密かに「トムとジェリー」のことが…!)
http://www.time.com/time/interactive/0,31813,1894681,00.html

そして、グスターヴォ・ドゥダメル。
http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,1894410_1893836_1894423,00.html

昨年12月、日本にシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラという長い名前のオーケストラを引き連れて来日。熱狂的に幕があがり、その演奏たるや観客を興奮のるつぼへと導いたという若手イケメン指揮者! 私は残念ながら行くことは出来なかったけれど、「音楽現代2009年2月号」の緊急特集でその様子を知ることが出来たのでした。1日も早く彼の演奏を体感したいです♪
これ欲しいです! 聴いた人がいたら感想教えてください☆

by カエレバ

 

タイム誌さんの人選は最高〜と一人興奮している次第でございまして(笑)。遅ればせながらも記録としてアップしてしまいました☆

クラシック以外では、バラク・オバマ、ミッシェル・オバマ、ヒラリー・クリントン、ブラッド・ピット、タイガー・ウッズ、Chesley B. Sullenberger(カタカナ表記がよくわからないっっっ。ハドソン川飛行機堕落事故の時のパイロットさん)等々のビッグな顔が勢揃いしています☆ 自分の興味のある分野にどんな人が入っているのか、チェックしてみるのも楽しいでのはないかと思います♪

 

 

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大好きなピアニスト「Lang Lang」の自伝


郎朗/奇跡のピアニスト郎朗自伝 一歩ずつ進めば夢はかなう
郎朗+デイヴィッド・リッツ 著/野澤敦子訳
WAVE出版 刊
本体1,800円+税

6月14日に27歳になる青年の自伝と聞いて、「郎朗(=ラン・ラン=Lang Lang)」の名前を知っている人も、知らない人も、「そんなに若くて自伝?」と、少なくとも疑問を抱くのではないかと思います。ラン・ラン・ファンの私でさえ、最初はそんな風に思ったのですから…。

ラン・ランは中国出身のピアニスト。昨年の北京五輪開会式でも演奏したので、知っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

彼の音楽は不思議な力を持っています。ある時は魂を揺さぶられ、またある時は元気の源をもらえ…多彩な色彩の引き出しを自在に操れるピアニストです。そして、この若さでありながらの表現力! まるでもう「巨匠」の域に達しているような…。どんな経験を積めばこんな音楽を響かせることが出来るのだろうと常々感じていました。そして、この本を読み、納得しました。文化大革命という一つの大きな歴史を終えた中国という国の中に潜む魔物がそうさせたとでも書いたら良いのでしょうか…!?
「競争社会」のまっただ中の中国という時代背景。ラン・ランのお家でも「ナンバーワン」になるということが重要視されていました。ピアノの世界でナンバーワンになるということ。それがどういうことなのか…。毎日何時間も繰り返される練習。それはそれは半端な量ではありません。想像を絶します。しかも、お母さんと引き離された生活を強要され、お父さんの監視下での練習の日々が続くのです。
そしてある時、お父さんは練習時間に遅れ、自分の言うことを聞かなかったラン・ランに詰め寄ります。

「お前は嘘つきの怠け者だ! 身の毛がよだつ。お前なんか生きてる価値がない。まったく価値がない!」
「恥をさらして生きるよりいますぐ死ぬんだ! お前にとっても、私にとってもそのほうがましだ。最初にお前が死ね。それから私も死ぬ。」
そして、
「この薬を飲め!」「いますぐ三十錠すべて飲み込むんだ。すべてが終わり、お前は死ぬ!」

……

このシーンはまだ続きます。ベランダから転落死までさせようとするのです。狂気に満ちたこの場面は、読んでいてめちゃくちゃ緊張しました。これ、殺人未遂ですよ。本当に信じられない光景です。
コンサートでラン・ランと共演したお父さん(二胡奏者として)を知っているだけに、あまりにもショッキングでした。本当にあのお父さんの言葉…!? とてもにこやかで優しそうに見えたけど…。
ナンバーワンになることがそんなに大切なことなの…? 音楽に勝ち負けはないと思う。私の頭はちょっと混乱しました。

でもこれは実話…。
中国という国の中ではこんな「競争社会」による「スパルタ」的な教育は日常だったようです。
当然お父さんを信じられなくなってしまいますよね…。それでも彼は必死で乗り越えていくのです。まるで神に選ばれた子のように、要所要所での必然的な出会いも助けてくれました。

あ、でもこんな緊張したシーンばかりではありません♪ フフフって思いながら読める場面ももちろんあります! ラン・ランは普通の男の子の一面もちゃんと持っていました。アニメが大好きで「トムとジェリー」や「ドラゴンボール」を見たり、「トランスフォーマー」を集めていたり…。

とはいえ、波瀾万丈な幼少時代。。。まだ20代なのに、日本で呑気に暮らしている私などの数倍もいろいろなことを経験しているかのようです。多分…彼の音楽の秘密はそこなのでしょう。ピアノが心から好きで、心の痛みも知り、人が80年かかって得られるような経験をすでに一通りしてしまったのかもしれません。

ただのサクセス・ストーリーではありません。昨年(2008年)出たものですが、まだまだ市場に出回っている本です。クラシック音楽を知らない人でも、読み進めていくことは容易だと思います。落ち込んだ時とか、きっと勇気をもらえると思います。
そして何より、今現在、彼の音楽に触れる機会は幸いとても多く巡ってきます。毎年のように日本を訪れ、ドイツ・グラモフォンからCDも発売され、タイムリーに彼とふれあうことが出来ます。同時代を生きていること自体感謝したい、私の中ではそんな気持ちになる演奏家の一人です。

 

ラン・ラン,デイヴィッド・リッツ WAVE出版 2008-07-23
売り上げランキング : 305608

by ヨメレバ

 

 

 

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偉大なるマエストロたちと共に流れる時間

ルチアーノ・パヴァロッティが 2007 年に亡くなって、昨年ステージ・デビュー50周年だったホセ・カレーラスも引退…。となると、残るはプラシド・ドミンゴだけか…なんてちょっと寂しく思っていたけれど、なんと! 全面的引退ではないということ!!! 「引退を否定」してくれて、ほっと胸をなでおろした。

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