ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」

Pocket

村上春樹さんの「1Q84」が発売日から12日で100万部を突破したというニュースに驚きました!! ハリポタ(予約販売があったので売れて当然状態)を除けばダントツで記録を塗り替えたらしいです(昨日のフジテレビ「特ダネ」でやっていました)。もう皆様手にとられましたか? 私完全に出遅れています(汗)。
(本屋さんに聞いたところ6月23日には第2刷が出来るので、現在予約受付中とのこと。)
1Q84 BOOK1
icon
1Q84 BOOK2
icon
普段、あまりベストセラーには見向きもしない私なのですが、今回ちょっと注目するには訳があるんです。
それは、この小説にヤナーチェク作曲の「シンフォニエッタ」というのが登場するらしいのです。ヤナーチェクというと、私みたいなピアノ系のクラシック音楽とつきあっている人間にとっては、あまり縁のない作曲家の一人なんですよね。恥ずかしながら、私、ほとんどヤナーチェクの曲は知りません(汗)。オペラの作曲家というイメージが強いからかな…。ピアノ曲では「ソナタ『1905年10月1日街頭にて』」というデモ隊と衝突した一人の労働者をテーマにした曲を作っていたり、調べてみると意外と面白そうな作曲家みたい。とはいえ、私の周りでもそんなに「ヤナーチェクが好き」と言っている人はごくごく少数派なんですけれどね。
そんな作曲家なのに、なんとまぁ、普段クラシック音楽を聴かない人も含め、本を読んだ人がCDを求めて、すごい勢いで売れているというから、二重の驚きなのでございまして!!!
買おうとする方たちの意見として「この曲を聴くと、もしかすると 青豆(あおまめ)さん(登場人物の一人らしいです)のことがもっとわかるかもしれないと思って」という理由が多いのだとか。
う~ん。すごい!!
今簡単に手に入るような「シンフォニエッタ」は廉価盤がほとんどのようです。
例えば↓
フルニエ、クーベリック指揮&ウィーン・フィル
収録曲
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲
ヤナーチェク/シンフォニエッタ
チャイコフスキー/ロメオとジュリエット
で1,197円。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3605084
(HMVさん)
ヤナーチェク以外の曲も初心者にはとっつきやすいかもしれないし、ウィーン・フィルというのもいいですね♪
それで、ちょっとヤナーチェクのことを調べてみました。村上春樹さんが、何故ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」を取り上げたのか、 青豆さんについて、何を表現したかったのか…。私は本を読んでいないので、純粋にヤナーチェクについてのみ書いてみますので、何かヒントになることがあるかもしれませんし、全然ピントがズレズレになるかもしれませんが、興味のある方は続きからどうぞ♪
ちなみに、自宅に唯一あった資料は「音楽現代2004年2月号」の「没後100年ドヴォルザーク、生誕150年ヤナーチェクと、東欧の音楽」という特集記事のみ。CDはシンフォニエッタは残念ながら手元になく、ヤナーチェクの「弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」、第2番「ないしょの手紙」ベルク/抒情組曲が収録されているジュリアード弦楽四重奏団(Sony Records 97年盤)のみ。しかも封を切っていない未聴盤でございました(大汗)。
もっと読んでやってもいいぞという人はこちらへ(笑)


[かわいい]レオシュ・ヤナーチェク(1854~1928)について
チェコを代表する作曲家と言えば…ドヴォルザーク(1841〜1904)、スメタナ(1824〜1884)、ヤナーチェクの3人がまず挙げられますが、ちょうど皆、オーストリア・ドイツ系の音楽をこぞって勉強していた時代だったようです。ヤナーチェクも、ライプツィヒ音楽院、ウィーン音楽院で学んだということです。でも彼の音楽は、何故かドイツ系の作曲手法をほとんど用いることなく、話せるドイツ語を話すことを嫌い、作曲もチェコを描くことに専念していたのだそうです。祖国を愛していたという証なのでしょうか。
チェコと言っても、ヤナーチェクは東の方のモラヴィア東部地方で、政治的にはチェコでありながら、スロヴァキアやハンガリーに近い民俗文化を持っていたらしいです。ジプシー音楽やロシア系の民謡などの影響も受け、チェコの中では多彩な文化を持つ風土だったということです(ちなみに、ドヴォルザークとスメタナは西のボヘミア系)。
そんな土地で育ったヤナーチェクは、モラヴィアの民俗音楽や民俗舞踊に傾倒していき、モラヴィア地方の方言を生かすように、人の話す言葉や動物の鳴き声などあらゆるものを採譜して作曲に役立てていたのだそうです。例えばオペラの「イェヌーファ」などでは、歌詞のチェコ語の抑揚がそのままメロディーやリズムに使われているのだそうです。これに関しては、言及している著者が多かったので大きな特徴なのでしょうね。
ただ、その後1918年、チェコスロヴァキアとして独立した頃から、ヤナーチェクの民俗音楽も少しずつ変化していったようです。ヤナーチェクの作曲語法は、20世紀初頭のヨーロッパの最先端の音楽を目指すようになり、最先端の音楽と民俗性が融合した不思議な音の世界へと移行していったようです。
歴史に疎い私はこれ以上詳しくは書けませんし、質問されてもわからないかも(大汗)。まぁ、おおよその時代背景と目指す音楽はこんな傾向を辿っているということで受け止めてくださいませ(笑)。
「1Q84」に登場する「シンフォニエッタ」という曲が書かれたのは、この後の1926年、ヤナーチェクが亡くなる2年前の春です。だから、ヨーロッパの最先端の音楽を意識するようになってから作られた曲です。
どんな曲か気になりますよね(笑)。
実は、もともと体育会系のイベントの開会式に使うファンファーレを作ってくれと依頼されて作った曲なんですって。伝統的な手法もほとんど用いられていない曲らしいのです。
と、ここでYouTubeを検索! ありました!(なくなってしまったので、新しいのに貼りかえました。(9月))

う〜ん。私には充分民俗色濃い曲に聴こえてしまいますが…(笑)。五音音階を強調したフレーズとかも聴こえてくるし…。やっぱり、ヤナーチェクは一生涯自分の国の文化を愛した人だったのはないでしょうか。
この曲に関して楽譜や楽器編成を詳しく書かれた素晴らしいサイトを見つけてしまいました! もっとマニアックに深く知りたい人はこちらがお薦めです♪
 ↓
http://suisse.exblog.jp/2912592/
その他に、ヤナーチェクについては、カミラさんという彼が愛した女性(奥さんではありません)についても本当は触れてみたかったのですが、どんどん長くなりそうなので、もっと知りたくなった方は、いろいろなことがわかる参考URLを載せておきますので、どうぞ♪
 ↓
日本ヤナーチェク友の会
http://www.janacek-jp.org/
セブンアンドワイ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA